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論文試験の勉強方法について

弁理士の論文試験は、最も多くの受験生がその勉強方法で失敗している分野であるといっても良いでしょう。

確かに、論文試験そのものの内容が難しいということは事実かもしれません。とはいえ、一部の不合格となる理由には、「どのように論理的に説明するのか」という「アウトプット」型の勉強方法が不足しているということにあるようです。また、その点をしっかりと学ぶ場所や方法がそれほど整えられていないということにも原因があるのかもしれません。

では、どのようにすれば効率的な「アウトプット」型の勉強方法で論文試験に備えることができるのでしょうか。まず短答試験対策でも述べたように、法文を勉強する際に「理由付け」と「根拠」を理解するような勉強を基礎として行なう必要があります。

「暗記」型の勉強は避けなければいけません。当然ながら、自分が「理解」していないことを論文で「説明」することはできないからです。通称「青本」と呼ばれている「工業所有権法逐条解説」の新しいものを活用して、しっかりと法文理解を深めるようにしておきましょう。

同時に、見過ごされがちなのが「表現方法」、つまり「書き方」です。「何を書くか」も大事ですが、「どのように書くか」がかなり重要なポイントとなります。

まずは、どのような論文が求められるのかを過去問や解答例などを用意しましょう。この解答例は一般に「レジュメ」と呼ばれています。この「レジュメ」の論文の書き方や展開方法を自分のものにするために、何度も実際に試験に臨んでいるような状態で書いてみてください。

文の構成も大切なポイントです。大切なポイントが抜けないように大まかなアウトラインをメモ書きに書くことで、論文の構成に慣れるようにする人もいるようです。

「レジュメ」を用いた論文の練習をする際にも、しっかりと時間を計って行なってください。決められた時間内で誤字脱字、論理的展開へのチェックを含めて論文を書き上げることになれる必要があります。

また、練習の際に記載する用紙は、実際の試験で用いる答案用紙を使用するようにしましょう。いずれにせよ、まずは過去問の「レジュメ」をしっかりと網羅することが大前提です。

また、口述試験の過去の扱われた内容が次年度以降に論文試験に使われているケースもしばしばあるようです。そのため、過去問の確認には論文試験と口述試験の双方を確認しておくことを強くお勧めします。

このように、過去問題を確認して、そこで論文の展開方法の枠組みを自分のものにしたあとは、資格講座などで提供している論文対策の問題集などを活用しましょう。

とにかく、「書く」ことに慣れ、「レジュメ」で示されているような論文の構成を自分のものにすることです。第1試験から第2試験までは2ヶ月しかありませんので、ストレートでの合格を目指している場合には、第1試験と並行した練習が必要になってきます。

第1試験が終わるまで、論文対策が手付かずになってしまうことは無いようにしたいものです。それが、第2試験の合格率が最も低いことの要因であるかもしれないということは覚えておきましょう。