試験勉強には、時間をかけることと努力をすることを欠かすことはできません。それと同時に勉強時間を無駄にせず、確実な積み重ねとなる効果的な学習方法をとっていくことも大切なことです。
それを実感することにより、勉強を続けて行くモチベーションを高めるという効果も期待できることでしょう。そこで、ここで記憶力を高める幾つかの実際的な効果的な勉強方法を紹介したいと思います。
ここで紹介するのは、「段階的間隔想起法」です。人間の記憶は繰り返すことにより長期にわたる記憶として留めることができますが、ここで大切なのは「いつ」その記憶作業を繰り返すのかということです。
一説によれば、人は学習した1分後から徐々にその記憶を薄れさせていき、1日、つまり24時間で8割の記憶を失うといわれています。そのため、記憶が薄れていく前に今一度思い起こすことにより、記憶を強めることができるわけです。
1分、5分、10分、30分などの短い間隔で同じ内容を振り返ることにより、記憶が確実なものとなるわけです。これは、単調に同じものを時間差で読むという作業で行なうよりも、学んだ内容を口に出してみる、他の人に話してみるなどの方法で行うことが良いようです。
次にお勧めしたいのは、短い間隔で勉強スタイルを変えるということです。これには集中力の持続と脳への血流の活性という二つのポイントが関係しています。
一般に、ずっと座ったままで勉強をしているならば、集中力は約15分後から低下してくると言われています。
これは学校での生活を思い起こしていただければ、すぐに理解できることかもしれません。そのため、自分で計画する勉強も長時間同じ勉強方法を取るよりも、15-30分ほどで変化をもたせることが効率的です。
また、常に座ったままの勉強を長時間することを避けるという点でも、短い間隔で勉強スタイルを変化することは記憶や学習の効率性を促進します。
ずっと座ったままで体を動かさないならば、脳への血液循環が悪くなり、物理的に脳を働かせる面での効率性を欠いてしまうことになりかねません。
最近の筑波大学での研究では、およそ10分の運動でも脳の左前頭前野の血流が増加し、認知能力を促進することが確認されているとのことです。
これを適用して、定期的に体を動かす、または50分勉強したあとは、部屋の中を少し歩きながら10分復習してみることにより脳の血流を促進することができるでしょう。
これらの効果はすでに実証されており、ある欧州の企業では会社内での打ち合わせは歩きながら行なうことを勧めているところもあるほどです。
また、食事を良く噛むことによる脳への刺激を増加させることや、高脂肪の食事は記憶能力の低下を招くので避けるなど、普段の生活でも気をつけることにより、記憶や学習の効率性を高めることもできるようです。このような方法を通じて、是非毎回の勉強をしっかりと合格へ向けて積み重ねていけるようなものにしていきましょう。
